遷延性植物状態の認定基準

平成26年6月1日改正により、その他の障害の認定基準に「遷延性植物状態」が追加されました。

遷延性植物状態については、次により取り扱う。
ア 遷延性植物状態については、日常生活の用を弁ずることができない状態であると認められるため、1級と認定する。

 

イ 障害の程度を認定する時期は、その障害の状態に至った日から起算して3月経過した日以後に、医学的観点から、機能回復がほとんど望めないと認められるとき(初診日から起算して1年6月以内の日に限る。)とする。

 

遷延性植物状態は、最近では「遷延性意識障害」と呼ばれます。

 

認定基準で障害の状態に至った日から起算して「3月」というのには、植物状態の定義に基づきます。事故などで脳損傷を受け、次のような状態に陥り回復が認められないまま3ヶ月以上経過した状態を植物状態といいます。
・自力移動が不可能
・自力で摂食が不可能
・屎尿失禁状態にある
・眼球はかろうじて物を負うこともあるが認識できない
・声を出しても意味のある発言は不可能
・目を開け、手を握るなどには応じることもあるが意思疎通は不可能

 

「脳死」と混同されることもあるようですが、遷延性植物状態には睡眠・覚醒サイクルがある、自発呼吸があるなどの点から脳死とは異なります。また、遷延性植物状態には回復の可能性もあり、その事例も多くあるようです。

 

遷延性植物状態での障害年金の請求は肢体の障害の診断書を用います。

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