肢体の障害の障害認定基準

肢体の障害とは手や足の切断や離断、また手足の機能の障害で障害年金の対象になるもののことです。
脳血管障害や外傷性の脳疾患による後遺症で手や足にマヒが生じた場合などもこれに含まれます。その他、パーキンソン病、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、関節リウマチ、脊髄小脳変性症や線維筋痛症なども肢体の障害として障害年金の請求をします。

 

肢体の障害の障害認定日
障害認定日は原則として「初診日から1年6ヶ月を経過した日」となっていますが、肢体の障害には次のような認定日の例外があります。
◆初診日から1年6ヶ月を経過するまでに、人工骨頭、人工関節へ置換した場合は挿入置換した日
◆初診日から1年6ヶ月を経過するまでに、切断または離断した場合はその切断または離断した日
◆脳血管疾患による肢体の機能の障害が残り、それ以上の機能回復が望めないと認められた場合(症状固定)は初診日から6ヶ月経過後の症状固定日

 

肢体の障害による障害の程度は次のように区分されます。
●上肢の障害
●下肢の障害
●体幹・脊柱の機能の障害
●肢体の機能の障害
それぞれの認定基準については以下に記します。

上肢の障害

上肢の障害の認定基準は次の通りです。

 

1級

両上肢の機能に著しい障害を有するもの

 

両上肢のすべての指を欠くもの

 

両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの

2級

両上肢のおや指及びひとさし指または中指を欠くもの

 

両上肢のおや指及びひとさし指または中指の機能に著しい障害を有するもの

 

一上肢の機能に著しい障害を有するもの

 

一上肢のすべての指を欠くもの

 

一上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの

 

身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、または日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

3級

一上肢の3大関節のうち、2関節の用を廃したもの

 

長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの

 

一上肢のおや指及びひとさし指を失ったものまたはおや指もしくはひとさし指を併せ一上肢の3指以上を失ったもの

 

おや指及びひとさし指を併せ一上肢の4指の用を廃したもの

 

身体の機能に、労働が著しい制限を受けるか、または労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの

障害手当金

一上肢の3大関節のうち、1関節に著しい機能障害を残すもの

 

長管状骨に著しい転位変形を残すもの

 

一上肢の2指以上を失ったもの

 

一上肢のひとさし指を失ったもの

 

一上肢の3指以上の用を廃したもの

 

ひとさし指を併せ一上肢の2指の用を廃したもの

 

一上肢のおや指の用を廃したもの

 

身体の機能に、労働が制限を受けるか、または労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの

下肢の障害

下肢の障害の認定基準は次の通りです。

 

1級

両下肢の機能に著しい障害を有するもの

 

両下肢を足関節以上で欠くもの

2級

両下肢のすべての指を欠くもの

 

一下肢の機能に著しい障害を有するもの

 

一下肢を足関節以上で欠くもの

 

身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、または日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

3級

一下肢の3大関節のうち、2関節の用を廃したもの

 

長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの

 

一下肢をリスフラン関節以上で失ったもの

 

両下肢の10趾の用を廃したもの

 

身体の機能に、労働が著しい制限を受けるか、または労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの

障害手当金

一下肢の3大関節のうち、1関節に著しい機能障害を残すもの

 

一下肢を3センチメートル以上短縮したもの

 

長管状骨に著しい転位変形を残すもの

 

一下肢の第1趾または他の4趾以上を失ったもの

 

一下肢の5趾の用を廃したもの

 

身体の機能に、労働が制限を受けるか、または労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの

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